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トクマ亭?読書・社会科学・・・
このブログは、僕が読んだ本の感想をはじめとして、社会科学について、現代の政治や経済についての意見等を書いていくつもりです。日記に関する意見などは、どんどんコメントしてください。
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倉都康行 金融マーケット入門 
今回も、金融系の本を読んだので、その紹介を。

著者は、前回読んだ『世界がわかる現代マネー6つの視点』と同じ方です。
この人の文章は、難しい語は極力使わないようにしてくれている(と感じる)ので、好きなのですが、この本は、さすがにそうはいきませんでした。最初は「入門」とあったのでなめてかかっていたのですが、進むにつれて前提事項のように次から次へと金融用語がでてくるので、大変でした。だから、読了しましたが、すべてはとても理解していません。

それでは、目次です。これで、だいたいどんな話かわかると思います。

  プロローグ
1 金融マーケット
2 さまざまな金融マーケット
3 マーケットを構成するプレイヤーたち
4 進化を続ける金融技術
5 リスクとは何だろうか
終章 マーケットが経済構造を変える

各章の一つ下のレベルの目次は、自分で確かめてみてください。(^^ゞ

この本は、基本的な金融マーケットの構造について教えてくれる、良書であるが、ある程度の前提知識が必要と思われる。本書には、デリバティブズや証券化、スワップなど、金融技術の発展によってもたらされた新しい金融商品の生い立ちやその取引状況などを、アメリカやEU、日本の思惑も挿入し、比較的読みやすく作られている。読んでいて飽きることはないのではないかと思う。
本書の重要箇所とは関係ないが、おもしろい箇所を。

「1960年代にアポロ計画などで華々しい成果を生んだ米国ロケット産業は1970年代に国の財政問題に直面することになりました。予算のカットを余儀なくされた米国の宇宙開発事業は、優秀な技術者の多くを解雇しなければならなくなりました。その主な受け入れ先となったのがウォール街、すなわち米国の金融機関でした。金融業界と言えば投資理論や資産価格理論の萌芽が見え始めた時期ではありましたが、これを実用化させる技術力に関してはほとんど無力の状態だったのです。
 ロケットサイエンティストと呼ばれる人々とってみれば、金融理論の基礎などおそらく楽々と理解できただろうと思われます。(中略)理論を実用化するのに技術者が必要なのは金融だけではありませんが、特に金融界ではそもそもそういった技術を備えた人はいませんでした。財政難による宇宙産業の縮小は金融業界にとっての人材源を確保する絶好の機会となりました。これは、米国の国家戦略という意味でも、結果的にではありますが大成功した事例です。」

この他にも、日本がバブルでうかれている時に、アメリカではしっかりと新商品の開発などをしており、EUもすぐにこれに追随しています。アメリカは不景気でもただでは起きなかったようです。

その他にも、経済物理学や金融工学の意義についても書かれています。こういう方面に興味のある人は、ぜひ手に取ってみてください。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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ナフザンス法定大学教授(不穏分子因果論)



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