トクマ亭?読書・社会科学・・・
このブログは、僕が読んだ本の感想をはじめとして、社会科学について、現代の政治や経済についての意見等を書いていくつもりです。日記に関する意見などは、どんどんコメントしてください。
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新興市場再編問題
新興市場再編問題について、先日

大証(大阪証券取引所)が、ジャスダックとの統合に意欲を見せた

というニュースがありました。

日本には東京証券取引所(東証)と大阪証券取引所(大証)の、2つの大きな取引所があります。
東京証券取引所には、東証1部、東証2部、マザーズの3市場があり、
大阪証券取引所には、大証1部、大証2部、ヘラクレスの3市場がある。
このうち、マザーズとヘラクレスは新興企業向けの市場である。
また、ジャスダックは2004年12月に認められた証券取引所で、新規参入は55年ぶりのことらしい。

こうした状況で、ジャスダックは営業損益1億1800万円の赤字を計上。これを受けてか受けずか、
新興企業向け市場の再編論議が起こってきているのである。

日本証券業協会が示した再編案は4つ(参→NIKKEINETより
1、ジャスダックと東京証券取引所との統合、
2、ジャスダック大阪証券取引所との統合、
3、ジャスダックと東証マザーズなど各証取の新興株式市場を1つにまとめる
4、ジャスダック単独での存続(参→NIKKEINETより

なぜ、日証協がこのようなことを言えるかというと、同協会はジャスダックの株式の71%を所有する筆頭株主だから。証券取引所が株式会社だったってこと知ってました?


さて、ここからが本題。この証券取引所の再編問題、なぜ起こってるのでしょうか。
僕が考えるに、先ほどあげた、ジャスダックの赤字という理由以外に、
世界的な取引所の再編の機運が関係していると思うのです。

現在世界では、ニューヨーク証券取引所はそのままですが、ロンドン証券取引所が再び活気を取り戻しました。かつては、世界三大証券取引所に数えられた、東証はあまり変化なく、むしろ、ライブドアショックで、そのシステムの脆弱性をさらけだしてしまいました。また、アジアではライバルとも言える証券取引所が出現してきています、例えば、シンガポール証券取引所、上海証券取引所などです。東証が世界三大取引所であった理由の一つは地理的に、他の取引所が営業できない時間帯に営業できるからです。これを考えれば、直接のライバルはアジアの上記2取引所です。
しかし、僕が注目しているのは、ドバイです。今、ドバイは開発ラッシュです。何かのTVでは、ドバイを金融都市にしようとしているようです。世界各国の企業などもこの地に注目しています。イスラムマネー(≒オイルマネーなど)の影響力が増してきている中、この話は、現実味を帯びているんじゃないかとも思います。これが、日本の金融力を左右する直接的な脅威だとは思いませんが、大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

それでは、日本はなにをすればよいのか。
それは、証券取引上の本来の役割を考えればわかります。企業が証券を取引したりする理由は、お金を得たいからです。そのためには、次の二つの条件を考える必要があると思います。
1、 規制緩和、税制優遇、取引コストの低下、等の取引を行う際の障害を取り除いてやること
2、市場規模の拡大

これらを行うことで、より魅力ある市場になることでしょう。しかし、問題もあります。
1、規制緩和に伴い、リスクの高い企業までもが、市場に参入してくる
2、最近は、個人投資家が増えているため、その人たちの保護をどうするか

2、については、個人投資家が取引する市場とプロが取引する市場を分けるという解決案を聞いたことがあります。うまく行くかはべつとして。

これからの日本が世界でもリーダーシップを保ち続けていくには、科学技術力だけではなくて、金融力が必要不可欠になってくると思う。金融を公正に、人々の理解も得ながら広めていき、なおかつ国際競争力も持つものにしていくことが、現在の日本の長期戦略の一つとして考慮されるべきことではなかろうか。

ちょっと、ずれるが参考文献(→情報システム産業化する証券取引所と取り残される東証
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テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済

大阪市長選
大阪市長選
民主党、国民新党の推薦する、平松邦夫氏が関淳一元市長に約5万票の差をつけて当選を果たした。

こないだの小沢代表辞意問題で、民主党には逆風かと思いましたが、
大阪の人たちは、民主党に入れたようです。
NHKの出口調査をみても、民主党支持層の約6割、その他、無党派の5割、自民党支持層の支持も得て当選したもよう。僕は、関市長の政治方針自体は間違っていなかったと思うし、はっきり言ってよくやっていたと思う。それなのに、なぜ負けたかというと、そこには、やはり「なんとか大阪を変えてほしい」という思いと、国政の状況が大きいと思う。つまり、今回の選挙では、自民党にNOを突きつけたと言えるだろう。とはいえ、接戦だったので、あまり、はっきりと言えるわけではなく、これからの民主・自民の活動次第で変化するということを指名しているのだろう。

今回の選挙では、二つの大きな意義がある。
一つは、戦後初の民間出身市長が誕生したこと。今までは、元助役が、大阪市長になるという、ある種以上な状況が続いていた。これは、自民・民主の相乗り体質にその原因があったが、今回はそれが崩れ、こうした快挙となった。
二つには、投票率が、前回よりも約10%も上回ったことである。これは、大阪市長選が、統一地方選挙と同時に行わなくなった昭和46年以降、最も高い数字となったようだ。

いずれにせよ、この結果は、「国民は変化を求めている」ということができ、国政にも影響は避けられないであろう。

テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済

国の安全保障について
参照URL→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071117-00000078-san-pol

防衛省で、また、不祥事があったようだ。
今度の不祥事は、いま、大きな問題となっている、守屋次官らの防衛利権にかかわる問題
とはまた、別個の・それでいて非常に重要な問題である。

上の記事を読めばわかることだが、今回発生した不祥事は次のようなものである。

韓国軍が朝鮮半島西側に向けて行ったミサイル試射実験に関して、米軍経由で入手した情報が、
一時防衛省内で誤って、南方(日本側)と伝えられ、緊張が走った。

統幕では「韓国軍内部で何か異変か」との見方もでたらしい。
結局、問題は、省内の情報伝達ミスということだった…

しかし、問題はそう簡単なものではないとおもう。
防衛省は、私たちの安全を守ることを仕事とする担当官庁である。
その役割は「有事」の際に最も適切に発揮されなければならない。
しかし、防衛省がこう、頼りなくては、国民全体に防衛省に対する不信感と、日本の安全保障に不安を感じるようになるかもしれない。このことは、日本という国とその国民にとって、やはり大きな問題となると思う。

また、ほかの国々に、日本の軍隊は信用ならないとか、不安だという認識を持たれてしまっては、
これからの国際関係や国際貢献にもかかわってくる。
少し前に問題になった「次世代戦闘機をアメリカが輸出してくれない」という問題も、
結局日本の軍隊に対する不信感があったのではないかとおもう。
情報漏洩はなはだしい日本に、次世代戦闘機を輸出してしまうと、
それは中国などに、その情報が漏れることと等しい、と考えられているのかもしれない。

安全保障も、経済同様、「人々がどう思っているか」が大切になってくる。
自国の安全保障を信じられない、もしくは信用できないと思われてしまった、軍隊は
いくら戦闘能力があっても、結局は、安全保障という役割を果たしきれなかったということであり、
国民を守ることに失敗したということができるのではないか。

テーマ:国家防衛 - ジャンル:政治・経済

立花隆 ぼくはこんな本を読んできた
久しぶりに書評です。10月中に読んだ本です。
 いろいろな雑誌に書いた記事を一冊にまとめた本。内容としては、先に読んだ「知のソフトウェア」とかぶるところがあり、?章内の「僕はこんな本を読んできた」「僕の読書を顧みる」、また、?章の「私の読書日記」については、飛ばし読みをした。


? 知的好奇心のすすめ(知的好奇心のすすめ)
? 私の読書論(「人類の知の総体」への挑戦体験的独学の方法 ほか)
? 私の書斎・仕事場論(わが要塞書庫新築 ほか)
? ぼくはこんな本を読んできた(ぼくはこんな本を読んできた
                       僕の読書を顧みる―中学生・橘隆志少年の読書記録 ほか)
? 私の読書日記(私の「書評」論「私の読書日記」まえがきにかえて私の読書日記)
             *               *               *
 
 基本的には、著者の知識に対する姿勢とか、情熱とか、そのための読書の方法とかを書いた本で、著者の“熱さ”が伝わってきた。文体も読みやすく、自分の読書法を探しているような人は読んだ方がよい良書
それでは、印象に残った箇所を二つ。

「それと同じように、(略)人間の知の営みの中でも、進化の袋小路的な存在があり、十九世紀のロマンとか(略)思弁哲学などはそういうものになりつつあるのかもしれないという気がするわけです。(略)研究者以外、誰も読まないというう時代がすでにとっくに来ているし、これは将来ともそうだろうと思います。しかし、そのような(略)作品とは別に、自分でもう一度読みたいし、若い人にもすすめたい本当の古典というのも一方にあるわけですね。それを読むことがなぜ役に立つか。それは、あるものを読むことをお互いに共通体験としてもつと、それについて語りあうこと自体が意味を持ってくるからです。つまり、その書物があるメッセージを持っているメディアたるにとどまらず、それ自体が論ずべき対象、語りあうときのマテリアルになる、そういうマテリアルとして適切であるものが、結局本当の意味の古典として生き残っていくのではないかなという気がするわけです。」

「読まないと文章って書けないからね。まず、消費者にならないと、ちゃんとした生産者にはなれない。それと文学を経ないで精神形成をした人は、どうしても物の見方が浅い。物事の理解が図式的になりがちなんじゃないかな。文学というのは、最初に表に見えたものが、裏返すと違うように見えてきて、もう一回裏返すとまた違って見えてくるという世界でしょう。表面だけでは見えないものを見ていくのが文学だもの」

ここにあげた引用は、どちらかといえば、本論からは少し離れた個所かもしれません。本論で言いたいことは『「知」のソフトウェア』を参照してください。

二つ目の引用は、僕もよくよく心得ておかねばならない個所だと感じています…

ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)
(1999/03)
立花 隆

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テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌

肯定とか・・・
自分を肯定し続けることは難しいことだと思う。
悩んだりすることには、はっきり言って意味はない。
たしかに、悩む事で、今まで見えなかったものが見えるようになったりするかもしれないが、それは、何かをしたり、始めたり、変わろうとしたりすることの契機となるにすぎず、悩む事自体には意味はない。
 
以前、駿台予備校の表三郎講師が言っていたことがある。
「僕は、日記には悩みは書かない。だから、君たちも書くな。だって、悩みを書いてある日記を読み返してみても、不愉快になるだけで、何一つ得るところはない。」


たしかに、いろんな悩みはある。「自分は存在していてよいのか」とかから「」まで。
しかし、まず最初に自分を肯定し、そこからプラス方向に舵をきる。普通に歩いていくもよし、変わろうとして、坂道を上るもよし。でもそれは、悩んだからではなくて、自らを肯定し、そこからのプラスαによるものなのである。
多くの歌手も実はそのことを歌っているのではないか。

自らを肯定し続けることにも問題はある。自分に対する助言を聞き入れられなくなったり、自分に戻ってくるべきフィードバックが機能しなくなるなど。しかし、それもまた、自分を肯定した後に始まる積極的アプローチなのだ。


まず、自分を肯定するところからすべては始まる


うじうじとしょーもないことで悩んでしまうので、自分への自戒の意味も込めて、
これを自分の心の中の隅にでもおいておこうと思う。

参考  
日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える
(2004/08/30)
表 三郎

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続・小沢代表辞任劇
前の日記で、「・・・」と書きましたが、
真相というか、もっと大きな要因はほかにあったようです。

だから、追加というか、訂正というか…
お詫びをこめて。

小沢一郎という政治家にとって、その持論である「海外派兵については国連の決議を必要とする」という安全保障の考え方は、僕が思っていたよりも重い・大きなものであった。政府は従来の安全保障についての考え方を大きく変更させてもよいと考えていると、小沢はとらえた。その重さを考え合わせれば、大連立に傾いたというのもわかる。

また、民主党内に諮る前に、実はこの提案のことを鳩山氏と管氏には話していたようである。そこで、小沢はokをもらったと考えたが、実際には拒否された。そこで、辞任へのスイッチが押されてのではないか。

参考文献1↓


参考文献2→復帰会見の方はなかなかいいのが見つからず…
参考文献3↓

とはいえ、小沢代表が、辞任を発表した会見(11/4のやつ)を聞くと、
「福田総理との党首会談についてと、大連立について」
のことを話していた時間と同じくらい、
「現在の民主党の甘さの批判」
のような話の時間が割かれており、
上記に記した理由は大きなきっかけとしての役割があった。
しかし、小沢氏の根底には?政権交代の必要性?そのための民主党の実力の増強
という、大目標があるように思われる。

だから、前回書いたのようなことはなくとも、少なくとも「民主党のことを考えていた」ことは間違いないと思います。

テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済

小沢代表辞任劇について
え?。 
 世の中は、小沢さんと民主党のことで、大混乱および大迷惑しているようですが、
まあ、あれは結局、「小泉劇場」ならぬ、「小沢劇場」だったのだろうとおもいます。

というのは、この辞任劇の大きな要因の一つが、
「中堅民主議員への喝」にあるように思われるからです。
もともと、辞める気はなかったでしょう。


しかし、時期が気になりますね?。

何か急に問題が出てきたときは、「それによって、なんの問題がうやむやになったか」を考える事にしているんですが。
いまは、防衛省(特に守屋前次官)の不正問題がこれで、吹っ飛んでしまいました。
テロ特措法の方は、吹っ飛びようもない問題、つまり何よりも大切な議題なので、これは少しおいといて(むろん、不正問題とテロ特措法とが関連してるとみる事もできるかも)。
まあ、とにかく防衛関係で、何か困った事があってこの時期にしたのか、、、
それとも、単にニュースで言われているような原因からなのか。

どちらにしても、今回の騒動。民主党にとって有利に働いたかどうかと聞かれれば、おそらく不利に働いたようにしか見えません。
有権者も民主党をより厳しい目でみるでしょうし、民主党内でも不満がくすぶるかも。

一方で、これによって得たものは民主党の大幹部が口にしている「雨降って地固まる」論くらい。

ちょっと、真意はよくわからないですね?

どっちにしても、「政策出して、議論して」で力を発揮してほしいです。 

テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済



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ナフザンス法定大学教授(不穏分子因果論)



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